「持病があるけれど、インプラントはできますか?」——こうした質問はカウンセリングでよく寄せられます。全身疾患があると、インプラント治療に影響が出るケースがあることは事実です。
しかし、「持病がある=インプラントができない」ということではありません。疾患の種類や状態、コントロールの程度によって対応が異なります。大切なのは、歯科医師と主治医が連携しながら、安全を確認したうえで治療方針を決めることです。今回は、特にご相談が多い疾患について詳しく解説します。
目次
糖尿病とインプラント
糖尿病は、インプラント治療で最もよく話題に上がる全身疾患のひとつです。血糖値のコントロールが不良な状態では、感染リスクが高まり、傷の治りが遅くなるため、インプラントが骨と結合しにくくなる可能性があります。
では、糖尿病があればインプラントはできないのか。そうとは限りません。HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が一定の範囲内にコントロールされていれば、インプラント治療が可能と判断されるケースは多くあります。一般的には、HbA1cが8.0%未満であれば慎重ながら治療を進められることが多いとされていますが、基準は歯科医師・主治医の判断によります。
治療を進めるために大切なこと
重要なのは、インプラント治療前に主治医と連携して血糖コントロールの状態を確認すること、そして術前・術後の感染予防(抗生物質の使用など)をしっかり行うことです。定期的なメンテナンスと血糖管理の継続が、長期的な成功につながります。
高血圧とインプラント
高血圧の方がインプラント治療で注意すべき主なリスクは、手術中の出血量の増加と、麻酔薬(特にアドレナリン含有のもの)による血圧変動です。血圧が非常に高い状態では、これらのリスクが無視できないレベルになります。
ただし、血圧が薬でコントロールされており、治療前に安定した状態にあれば、インプラント治療を受けられるケースが多くあります。一般的には収縮期血圧が180mmHg未満・拡張期血圧が110mmHg未満を目安にするとされることが多いですが、これも担当医の判断によります。
手術当日の服薬について
術前には正確な血圧測定を行い、当日の体調確認も大切です。高血圧の薬を服用している方は、手術当日も通常通り服薬するよう指示されることが一般的です。心配な場合は主治医への確認を忘れずに行いましょう。
骨粗しょう症とインプラント
骨粗しょう症は、骨密度が低下し骨がもろくなる疾患です。インプラントは顎の骨に埋め込む治療のため、骨の質や量がインプラントの成功に直結します。骨密度が著しく低い場合、インプラントの固定が難しくなる可能性があります。
骨粗しょう症の薬と顎の骨への影響
骨粗しょう症の治療に使われるビスフォスフォネート製剤は、顎骨壊死(がくこつえし)のリスクと関連があるとされており、特に注射剤(静脈内投与)を使用している方は慎重な対応が必要です。飲み薬の場合はリスクが比較的低いとされていますが、いずれにせよ主治医・歯科医師への情報提供が不可欠です。
骨粗しょう症があるからといって必ずしもインプラントが不可能なわけではなく、骨の状態を精密に検査したうえで、骨造成(骨を増やす処置)と組み合わせて治療できるケースもあります。
その他の疾患・服用薬について
全身疾患は糖尿病・高血圧・骨粗しょう症だけではありません。以下のような疾患や薬を使用している方も、事前に必ず担当医へお知らせください。
血をサラサラにする薬を飲んでいる方
抗凝固薬・抗血小板薬を服用している場合、出血が止まりにくくなるため、薬を休むかどうかを主治医と事前に相談することが重要です。自己判断で薬をやめることは危険です。
免疫を抑える薬を使用している方
臓器移植後などに使用する免疫抑制剤は、感染リスクを高め、傷の治癒を遅らせる可能性があります。慎重な対応と術前のリスク評価が必要です。
がん治療を受けている・受けた方
特に顎や顔の領域に放射線治療を受けた方は、放射線の照射により顎骨の血流が障害されていることがあり、インプラントの骨結合や治癒に大きく影響します。治療の適応は慎重に判断されます。
腎臓病・肝臓病のある方
薬の代謝や排泄に影響することがあり、麻酔薬や抗生物質の選択・量の調整が必要になることがあります。
いずれの場合も、「言わなくてもわかるだろう」と思わず、現在使用しているすべての薬と疾患の状態を正確に伝えることが、安全なインプラント治療への第一歩です。
持病がある方も、まずは町田駅前クリスタル歯科へご相談を
全身疾患がある場合でも、状態によってはインプラント治療が可能なケースは多くあります。重要なのは、正確な情報を歯科医師に伝えて、主治医と連携しながら一緒に判断することです。
「どうせ無理だろう」と諦めてしまう前に、一度カウンセリングでご相談ください。町田駅前クリスタル歯科では、全身状態を考慮しながらインプラント治療の適応を丁寧に検討しています。「自分でも受けられますか?」という方も、お気軽にお問い合わせください。
この記事の監修者

医療法人社団聖歯会 町田駅前クリスタル歯科
金田 徳煥理事長/歯科医師
- 平成4年 神奈川歯科大学 卒業
- 平成10年 かねだ歯科診療室 開設
- 平成16年 医療法人社団聖歯会 設立、相模原インプラントセンター開設
- 平成19年 ヨコハマデンタルオフィス エステティック&インプラントセンター開設
診療のご予約・無料相談
町田の矯正歯科(インビザライン)・インプラント治療・審美治療
町田駅前クリスタル歯科:https://machida-crystaldental.jp/
電話番号:0120-10-12-12
診療のご予約・各種治療のご相談は下記よりお気軽にご連絡ください。
カテゴリー:町田駅前クリスタル歯科について
